テニスというスポーツは単なる球技ではなく、身体と頭脳、感情のバランスを試される極めて総合的な人間形成の場であると私は考えています。
JTLでは技術習得だけにとどまらず、「なりたい自分=CanBe」を明確にし、それに向かって主体的に取り組む姿勢とプロセスに重きを置いた指導を行っています。
【1. 理念】
「時間×思考×感覚」の融合が、再現性を生む
技術の再現性を高めるには、体系だった学習だけでなく、時間の中で何度も“失敗と修正”を繰り返すプロセスが不可欠です。一説に1万時間という言葉がありますが、これは単なる量の話ではなく、「意識的な試行錯誤の継続」が必要であるという本質を示しています。
その上で大切なのは、自分がどうなりたいのかを明確に持ち、指導者がその目標に伴走すること。一人ひとりのCanBeを尊重し、その達成をサポートすることが私の喜びであり、使命です。
【2. 構造】
テニス力=体力 × 技術 × 戦術 + 接着剤(コーディネーション・メンタル)
私は「テニス力」を三層構造で捉えています。
• 土台:体力(基礎体力・テニス特有の瞬発力や俊敏性)
• 中層:技術(正確なフォームとショットの使い分け)
• 頂点:戦術(相手の特性や状況に応じた判断)
この3つを有機的につなぐ接着剤として、コーディネーション能力とメンタルの安定を重視しています。これらが揃って初めて、試合の中で「自分の力を再現できる」プレーヤーが育つのです。
【3. 技術】
バランスの崩れは、「タイミング」と「間(ま)」から始まる
多くのストロークミスは、フォームの未熟さではなく「タイミングのズレ」や「間の喪失」から始まっています。
準備が早すぎても遅すぎても、身体は軸を失い、スイングが乱れます。つまり、バランスとは“静止した姿勢”ではなく、“流れの中で崩れない力”です。
JTLではこの“見えにくいズレ”を可視化するため、図式化・言語化を徹底。タイミングと間を整えることで、無理なく自然体で打てる感覚を養成します。
【4. 応用】
楽しさの中に機能を埋め込み、すべての層に開かれたレッスンを
• ゲーム性を取り入れた練習で、自然と身体操作機能・反応力を高める
• バランス・リズム・タイミングの三原則で、球技に必要な感覚を育てる
• シニア層にも対応した強度選択型レッスンで、安全性と継続性を両立
• 外部の知見も柔軟に取り入れ、より豊かで実践的な指導内容を構築
• レッスンの目的や意図を常に明示し、受講者の理解と納得を引き出す
年齢や目的を問わず、誰もが“自分の目標”に向かえるよう設計されたメソッドです。
【5. 指導姿勢】
自立を育む「伴走者」として
私の役割は、教え込むことではなく、“導くこと”です。
指導者は、選手の「なぜ?」に寄り添い、「こうすればいいのでは?」とヒントを与え、「やってみよう」という気持ちを引き出す存在であるべきです。
選手自身が考え、試し、納得し、動きに変える――その積み重ねが、再現性と自信を育てます。
これらは単なるテニス指導を超え、競技力の向上とともに、生涯を通じて自分を高め続けられる人間育成を目指したアプローチです。
是非体感していただきたく思います。
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