1. ゲーム性を基軸とした実践的レッスン

テニスは本来、競技でありながら「遊び(プレイ)」の要素に満ちたスポーツです。私は、ラリーやポイント形式の中で自然と身体が反応する環境を重視しています。特にジュニアや初心者には、「まずは遊びながら動けること」を最優先に、無理のない範囲で反復を重ねることで、本人が気づかぬうちに身体操作機能(バランス・移動・反応・切り返しなど)を習得していけるよう導きます。その結果、技術指導に入ったときにも、受け入れと再現性が非常に高くなります。

2. 球技の三原則(バランス・リズム・タイミング)の習得

どんなスポーツにも通じる「動きの原理」があります。特にバランス・リズム・タイミングの三原則は、ボールを扱う感覚を育むうえで極めて重要です。私はこれらを“感覚任せ”にせず、意識的に経験させ、体感を通じて理解できるよう、段階的な練習ドリルを組み立てています。球際での間合いの取り方、スイングのリズム、身体の芯を崩さない移動など、すべてはこの三原則に根ざしており、これらを習得することで、他のスポーツにも応用が利く「汎用的な運動能力」が身につきます。

3. 個別対応可能な安全設計のレッスン

私のレッスンでは、年齢・体力・目的に応じてオーダーメイドの運動強度を提供しています。特にシニア層や運動にブランクのある方にとって、無理なく継続できることが最も重要です。初期の段階ではフォームや負荷に細心の注意を払い、「動かしながら整える」ことを意識しています。体力の低下を前提にせず、「いまの自分に合った最高の動き」を追求することで、心身ともに前向きな変化を実感いただけるよう努めています。

4. 図式化・言語化による理解の可視化

抽象的な指導ではなく、「なぜその動きが必要か」「どこを意識すべきか」を言葉とビジュアルで明示することを大切にしています。例えば、ショットの面は“ドアのノブを回す動き”に喩えるなど、年齢や理解力に応じて工夫を凝らしています。理解の可視化は、単なる知識習得にとどまらず、自主練やセルフチェックの質を高め、再現性と上達速度に直結します。

5. 常に新たなサービス開発と挑戦を続ける姿勢

現状に満足せず、受講者の声に耳を傾けながら常に改善・革新を模索しています。たとえば、季節に応じたカリキュラム変更、集中力を高めるミニゲーム形式の導入、ジュニア向け達成シール制度など、現場で生まれたアイデアを即実装する柔軟性を重視しています。レッスンを単なる「サービス」ではなく、「価値のある体験」にすることが、継続と満足度向上の鍵だと考えています。

6. 外部知見を柔軟に取り入れる開かれた学び

テニス指導の領域にとどまらず、トレーニング理論、発育発達学、スポーツ心理学、教育学、そして時には企業の人材育成モデルまで、幅広い分野から学びを取り入れています。優れた専門家や他業種の実践者との意見交換の中から、独自の指導アプローチをブラッシュアップし、現場にフィードバックする循環を意識しています。学び続けることは、私達自身がコーチとして進化する責任であり、受講者への真摯さ、誠実さでもあります。

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